前職:フーゾク店・医療事務
働きやすい『モンラッシェ東京』
学生時代は結構、生徒会にも入るような、前へ出るタイプだったと思います。
なんて言うんですかね、でしゃばり?
地元の高校卒業後に、医療事務の仕事に就きました。
母親が病気がちだったので、人を助ける仕事に興味があったんですよ。
子供が好きなのもあって、仕事は楽しかったんですけど、給与面はあんまり……って感じでしたね。
19歳の頃に事情があってシングルマザーになったこともあり、
医療事務の仕事だけではとてもじゃないけど暮らしていけなかったんです。
なので、昼職をしながら、空いた時間を使って稼げるフーゾクで働くことに決めました。
最初はすごく怖かったですよ。
一番最初に面接したお店はすごい汚いビルの中でしたし、スタッフさんも顔が怖くて。
「こういう業界はやっぱり、怖いのかも・・・」って思いました。
でも、何店舗か面接していく内に、電話での対応とかで、
いいお店かどうかをある程度ですが見極める事が出来るようになりました。
フーゾク暦6年の間に色々なお店を渡り歩いてきたので、
一通りのジャンルは経験済みです。
フーゾク生活である程度余裕もできたので、現役は引退しました。
でも次第にこの自分のフーゾク経験が何かに活かせないかなって考えるようになりました。
自分がフーゾク時代にスタッフさんに感じていた、
「こうしてくれたら嬉しいのに」「この言われ方はしんどいな」って思うことが多かったんですね。
自分の経験と接客で学んだ知識などを、現役で頑張っている子に伝えられたら、
彼女たちがちょっと楽になるのかなって。
『モンラッシェ東京』のスタッフになったキッカケは、すごい偶然なんです。
私がよく行くバーの常連さんと話していて、今の悩みを打ち明けたら、
なんとここのスタッフさんだったんです。
「さくらちゃん、それならウチに来ればいいよ。すごくちゃんとしてるし、働きやすい会社だよ」って。
話を詳しく聞いてみたら、この業界には珍しい完全週休2日で、
夜も遅くならない8時間勤務っていう働き方も選べて、かつ収入もそれなりにいただけて。
子供がいて時間の余裕を持ちたい私にとっては、その条件がすごくありがたかったんです。
基本残業もなく、休憩もしっかり取れるっていう、ものすごくいい待遇だったので、
こちらで働くことに決めました。
入って初日に、まず基本料金システムを覚えて・・・、あとはキャストさんと接し方について学んだのを覚えてます。
『モンラッシェ東京』では、キャストさんとの連絡に、独自開発のチャットツールを使っているんですけど、
その際の言葉遣いなどは細かく教えて頂きました。
すごくキャストさんに配慮して「こんなに丁寧な言葉遣いじゃないといけないんだ!」って驚いた事を覚えています。
話に聞いた通り、すごくちゃんとした会社なのは本当だったんだって、実感しました。
1日の仕事スケジュールで言うと、出勤して、まずはオフィスの清掃、お客様からのメールのチェック、
そしてキャストさんの出勤状況をチャットで確認。
それ以降は各集客媒体の更新をしながら、メールや電話でのお客様対応で一日が終わる感じです。
もちろん、間に1時間のお昼休憩はいただいています。
この業界できっちりと休憩時間や始業就業時間を守っている会社は珍しいと思います。
実際に社員として経験してみると、
お客様の電話に臨機応変に対応するのは難しいですね、まだまだ慣れないんですよ。
社員として経験するまでは、もっと簡単に決まるものかと思っていたんですけど、
全然違いました。1人1人のお客様に対してすごく会話のテクニックや洞察力が求められる業務だと感じました。
すでに遊びたい女の子が決まっているお客様もいれば、体型や胸の大きさを重視する方、
他にも「誰かオススメいる?」みたいな、リクエストをされる方など、
色々なタイプのお客様がいらっしゃいます。
だから、何を求めているかを把握して、出勤している子の中から要望に合った女性をオススメするのが大切。
その為には、普段からキャストさんとコミュニケーションを取って理解しておかないとダメだって思いました。
それでも成約に至らないことだってありますからね。
『モンラッシェ東京』がいいなって思うもう一つは、自分がやりたい事をやらせてもらえる環境なんです。
自分の得意なことに挑戦させてもらえたり、意見を聞いてもらえる環境だと思うんですよ。
例えば、私はSNSが好きで得意だったので、提案したところTwitterやInstagramの運用にチャレンジさせてもらえました。
一応、前から店のアカウントはあったんですけど、あまり機能はしていなかったので、上司にやってみたいって相談したんです。
そしたら「じゃあ、さくらちゃんに任すよ!その代わり、集客に繋げようね」って
気軽にOKをいただけました。
一般の会社でもこれだけスムーズに挑戦させてもらえる環境は余りないと思います。
なので、写メ日記やオフィシャルサイトには載せられないけど、
キャストの魅力が伝わるような画像、動画とかを実際にキャストさんとコミュニケーションを取りながら撮影して投稿しています。
結構反応も上々で、そこから問い合わせも頂けるんですよ!
あと、私はネイルも好きなんですよね。なので、キャストさんのネイルケアも担当させていただいてます。
これも「じゃあ、キャストさんにネイルしながら、上手くコミュニケーション図ってね」って、仕事を任せていただきました。
直属の上司は仕事を任すにしても、一つ課題を載せて提案してくるんです。
なんか、責任感もでますしモチベーションにも繋がって
仕事の振り方がすごく上手い人だなって思いますよね。
私、1回会社で号泣しちゃったことがあるんですよ。
任された業務が上手くいかなかったんです。
フーゾク時代も、医療事務の時もそうだったんですが、割と個人プレー対応できていた業務ばかりだったので、
『全部自分で考えて、自分でやる』っていう悪いクセがついてしまっていて、誰かに頼れなかったんです。
なので「助けてください」「教えてください」が言えなかったんですよね。
そんな性格だったので、いろいろ業務が増えてきて、手が追いつかなくなってしまって、
自分の中でいっぱいいっぱいになってしまってたんです。そしたら自然と涙が出てきてしまって・・・。
そしたら、上司が気付いてくれました。
「さくらちゃん、全部自分で抱え込まなくていいよ。僕も気付いてあげられなくてゴメンね」って、
優しくフォローしてくれたんです。
それがキッカケで、上司も私の業務を分担したり、効率のいいやり方をアドバイスしてくれるようになったんです。
私も周りを頼り効率よく業務がこなせるようになりました。
個人プレーで今までやってきましたが、チームプレイの大切さを知りました!
プライベートはラーメン二郎が好きなので、関東の二郎巡りをしています。
開店前から並んで、食べたらジムに行くっていうのが、休日の過ごし方ですかね。結局プラマイゼロみたいな。
将来の夢があって、ちょっと大きすぎるかもしれないんですけど、
フーゾクで働くキャストさん専用の、トータルビューティーサロンみたいなのをやってみたいんですよ。
フーゾク店と提携して、キャストさんが好きな時に使えるネイルサロンだったり、エステがあったらいいな~って。
まだ、具体的な計画はしていませんけどね。
今はこのお店で働きながら、経営ノウハウや効率のいい仕事のまわし方など学んでいけたらと考えています。
社風は社員同士あだ名で呼び合うようなフランクな職場ですし、社長がたまに飲み会を開催してくれるので、
風通しはめっちゃいいんですよ。全社員25人くらいの内、女性社員は4人もいるので、性別問わず働きやすい職場だと思います。
色々なこの業界の職場を見てきましたが、本当に信じられないくらいクリーンな会社で入社できて良かったと実感しています。